【リビング高松】連載

Ｑ
前将来、入れ歯になりたくない・・・。できる対策はありますか？

Ａ
歯を失う原因は、歯周病や虫歯だけではありません。開咬（かいこう）・受け口の人は8020達成率ゼロ。かみ合わせも見直しておきましょう。

人生100年時代とはいえ、歯の耐久性はそこまでありません。歯を失う原因として圧倒的に多いのは歯周病と虫歯ですが、実は歯並びも密接に関わっています。

「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020（ハチマルニイマル）運動」の達成者は、年々増えつつありますが、その中に前歯がかみ合っていない開咬（かいこう）や受け口の人はいないという調査結果もあります。

歯並びやかみ合わせの悪さは、どこかに負担がかかって歯の寿命を縮めたり、磨き残しができて歯周病や虫歯の進行を早めたりしてしまうのです。

一本でも多く歯を残すために、定期的な検診やクリーニングを受けるのはもちろん、かみあわせも確認してもらいましょう。

本稿は、地域の情報誌「リビング高松」読者の皆様から頂いた歯並びに関する質問に、当院院長の中村がお応えしている記事を編集部のご厚意で転載しています。